2014/12/23
2014年VOCALOID10選
基本的には私自身が好きな曲、印象に残った曲をチョイスしたので、メジャーな曲もマイナーな曲も同じ土俵に載った形になる。
それではさっそく始めようか、順番は公開日時順ね。
1. エフノジ / "こえをきくたび"
今年から初めてみた、初投稿曲チェックで見つけた曲。
この曲はDAIMで紹介したね。
レビュー内で書いた「シャッフルだけどテンポが速くて、軽快感がある」って文が、この曲を端的に表せているかなと思う。あれを書いた当時から10ヶ月以上経ったけど、相変わらず大好きだしぜひお勧めしたいロック。
2. P.I.N.A. / "レッド・パージ!!!"
ぼからんで見つけた曲。
リンレンの変わった調教が印象的な曲。かなりヒットした曲で、かつ一度聴いたら癖になるようなインパクトのある曲なので、覚えてる人も多いんじゃないかな。この"変"さは唯一無二よね。
3. n.k / "世界が愛した数式を理解することが、私にとっては困難だ"
たんぽぽさん(@tanpopo111)に教えてもらった曲。
「青春ガールズポップロック!」ってコピーがぴったりの曲。n.kさんはこの次作の「もしも一人残されて、世界が嘘じゃないなら」がヒットしてるんだけども、私としては断然こっちが好き。
4. れむ / "思考回路"
初投稿曲チェックで見つけた曲、2つ目。
もうねー、ラフ版の時点でべた惚れだったわ。
これを書いている時点で約800再生と、この10選で最も再生数の少ない曲だけど、今年一番カッコいいVOCAROCKはこれだと信じて疑わない。
5. ユジー / "ミルククラウン・オン・ソーネチカ"
ぼからんで見つけた曲、2つ目。
Twitterでフォローしてくださってる方は、私がこれを選ばないわけがないと予想されたことでしょう。ことあるごとに褒めまくってたもの。
早口歌詞とはかくあるべしと聴くたびに思う。早口で転がるようなメロディは人間が歌うにはなかなか厳しいものがあるけれども、ミクさんにとっては造作もないことよ。
6. とあ / "ツギハギスタッカート"
ぼからんで見つけた曲、3つ目。
この10選で一番再生数の多い曲。ぼからん#350で初登場3位、翌週は2位にランクアップし、9週に渡って30位以内を維持した今年屈指のヒット曲。ぼからんまとめさんで調べてみると、今年投稿の曲では16番目の伸びみたいね。
これはねー、調教でやられたね。特に間奏の咳の演出は鳥肌ものだった。
7. k_zero+A / "夢に住むyakamoz"
なんだっけ、みてれぅちゃんねるで新曲チェックしてて見つけたんだっけなあ……。
かなりポップなものが多くなった今年の10選の中では、まあまあ玄人好みになるかしら。とはいえ充分以上にキャッチーだけど。
ともあれ、これを聴いてけーぜろさんってやっぱり凄いなあと惚れなおした、そんな曲。
8. sea-no / "温室魔法"
これも新曲チェックをしてて気になって出会った曲、2つ目。
一聴して良質なサウンドだったので、「おっ」と思ったのを覚えている。休符を聴かせる技法と音楽全体を支える柔らかな低音が非常に魅力的なのよね。そんなに伸びやすい曲調じゃないんだけど、再生数5桁に乗っているのは、高い技量の証じゃかなと思う。
9. doriko / "文学者の恋文"
新曲チェックで出会った曲、3つ目。
「これはまた懐かしいお名前が」なんて思って聴きに行ったのだけれど、予想以上に素晴らしい出来だったので驚いた。思い出補正ではなくて、きちんと今年の新曲としてTOP10に入るべき名曲だわ。
10. RUBY-CATMAN / "エレキキュレーター"
ぼからんで見つけた曲、4つ目。
これはもう、文句なしにハイクオリティなテクノポップ。キュートでキャッチーで個性もあって、言うことなし。
今年はバンドサウンドの覇権が崩れはじめて打ち込み系が復権した年だったように感じていたんだけど、その中でもこれは特に優れた作品だったと思うわ。
以下あとがき。
2014年12月23日時点での再生数平均値103590、中央値が29152……って数値の評価はよくわからんけどもw 最近はニコニコじゃなくてつべで聴いてる人も多いらしいしなあ。
ちなみに最大値はツギハギスタッカートの409105、最小値は思考回路の841。個人的には思考回路だけでなくツギハギスタッカートも少ないと感じるわ。あれだけヒットしたのに50万超えてないんだもんなあ。
それから、今回はどこで知ったかを明記してみた。
まず、ぼからんからが4つ。私みたいな新曲掘りエンジョイ勢にとっては、ぼからんも新曲掘りにそこそこ役立ってるわね。ピックアップやEDもあるしね。
みてれぅちゃんねるでの新曲チェックからが3つ。初投稿曲チェックを含めると5つ。初投稿曲チェックっていうのは「みてれぅのランキングで初投稿になってる曲はとりあえず聴いてみる」という今年の頭から始めた自分ルールのことなんだけど、ここから10選に2曲入ったくらいなので、かなり効果を発揮してくれたと思う。
みてれぅは週一のぼからんと違って毎日見てるから、ここからチェックした曲が総数では一番多いはず。雷で休止してらっしゃったりもしたけれど、お世話になってます。
最後に人から教わったのが1つ。ありがたいわぁ。
まあこんなところね。今年はアニメばっかり観ていてボカロは疎かになりがちだったような気もしてたんだけど、いざ10曲選ぼうと思って候補を挙げていったら、倍率3倍くらいになって意外だった。長年ボカロファンやってると新曲掘りの方法がルーチン化されていて、若干冷め気味でもきちんと回るものだわ。
2014/09/16
2014年夏アニメ、クール終了前の感想
・スペース☆ダンディ
23話まで。なんとなく観始めたわりには、すっごいハマってる。今期どころか今年1番好きな作品になりつつある。何をやってもハイクオリティですさまじい。3期やってくれないかなー。
・ハナヤマタ
10話まで。不出来な子ほど愛らしいというか、出来は標準以下だけどなんとなく嫌いになれない子。見せ場の作り方が下手、演技がいまいち、ストーリーが陳腐等々、もう何をやっても地力が足りなくてどうしようもない感じ。とはいえキャラのかわいさはしっかりと推進力を生み出せてるし、全体的に漫画的な演出が多いのも面白みになってるとは思う。
・Free! Eternal Summer
11話まで。1期と比べて鮫柄サイドに焦点が当たるシーンが増え、群像劇的な色が濃くなった。が、正直1期の方が面白かったなあというのが本音。1期の岩鳶vs凛みたいなわかりやすさを失ってしまったのが原因かも。京アニ作品は終盤の盛り上げ方が良い傾向なので、ラストがどうなるのか楽しみね。
・ソードアート・オンラインII
11話まで。予想通りではあるけど、原作と比べちゃっていまいちノれてない。絵は綺麗だけどテンポ悪いよねえ。はしょってるところ多いのに、テンポ遅く感じる。キリトの戦闘シーンはかっこいいので死銃戦に期待したいところだけど、あっさり流されそうで怖いわ。
2014/08/09
2014/07/28
今期観てるアニメの話
SAOは絵も音もリッチに決まっていて素敵なんだけれど、展開がゆったりしてるのとシノンの演技に違和感が。いやシノンってもう少し子供っぽいというか少女らしいイメージなのよね。いつもの沢城さんだと自信あり過ぎじゃないかなあ。詩乃の時はいい感じ。ちなみに1期は跳び跳びでしか観てないので、原作既読とはいえちゃんと観るのは今期から。
Free!は1期が素晴らしかったので、今期も期待してる。ここまではまずまずって感触ね。個々のシーンの出来は期待以上だけれど、全体のストーリーがちょっと定まらない感じで。
ハナヤマタは評価の難しいところ。テーマはとても好きだしキャラクターもかわいいのだけれど、見せ方と(特になるの)演技が下手なのがねえ。今のところハナのかわいさがモチベーションではある。
魔法科高校の劣等生は「さすがお兄様!」って30分間言い続けるアニメです。お兄様が画面に存在しているだけで尊い。ストーリーとか知らん。お兄様さえいればそれでいい。あと地味に花澤さんの演技がかわいらしい。
スペース☆ダンディは、とにかくずば抜けてリッチ。アニメーションの至宝。でも適当というか自由というか、とりあえず絶対売る気ないでしょ、あれw
2014/07/25
芳文社ロゴフォント解析
デザイン的にすっきりしてるし、何と言ってもトップがけいおん!なのが良い。澪も唯もかわいいかわいい。
真ん中に挟まってる芳文社のロゴも良いよねえ。青い文字を細いウェイトで、清潔感あふれてる。
たぶんだけど、フォントは新ゴのELで縦方向に80%くらい潰してるのよね。新ゴLだと下みたいな感じ(色は適当)。平体かけるとかなり近い雰囲気だけど、Lだと太すぎるみたい。
欧文の方は小さすぎてわからなかったわ。新ゴではないはず。Helveticaとかかなあ。
2014/07/24
ハナちゃんはおでこかわいい
ハナの演技が1番の魅力かなーと思います。ちょっといたずらっぽくて、でもあざとくない、心休まるお声です。
そしてやっぱり、ひとひらと比較してしまう。弱気でやりたいことの見つからない少女が新しい環境で何かに熱中していくという構図が、そっくりなんだもの。なるは麦、ヤヤは佳代ちゃん、よさこいは演劇。違うのはハナと野乃先輩かな。
ハナも野乃先輩も、やりたいことに対して迷いが無いという点は同じ。「自分はそれをやるために生きているんだ」という強い情熱がある。ハナはそのために海を渡ってきたし、野乃先輩はそのために演劇研究会を作った。
ただ、野乃先輩と違ってハナには、なるを自分のところまで引っ張り上げるような高みに立っているわけじゃないんだよね。同い年だし、3話の鳴子のくだりやその他の言動からして、彼女もよさこい初心者だし。だからなるに対しても、「ここまで来い」じゃなくて「一緒に行こう」って態度を取るのよね。
ハナがあれほど前向きなのは、初めから自分の全てを懸けているからだ。なるに拒絶されても、生徒会に警告されても、ゼロに戻ってやり直せばいいと思ってる。自分の全てをよさこいに懸けているから、ゼロに戻っても迷いが生じない。だって目標が変わらない以上、やり直すしかないんだから。きっと彼女は、倒れるまで一度もよさこいに背を向けないだろう。
そんなハナにとって、なるとの出会いは夢に向かう第一歩だったはず。1話で初めて神社でなると踊った時、彼女は夢に一歩近付いたような気がしたんじゃないかな。そこに奇跡を、あるいは運命を感じたからこそ、彼女は「絶対なると一緒にやりたい」と思ったんだろう。
なるじゃなくても良かったけれど、なると出会ってしまったから、なるじゃなくちゃいけなくなった。なるの側が、よさこいじゃなくても良かったけれど、よさこいと出会ってしまったから、よさこいじゃなくちゃいけなくなったのと同じ。さらに言えば、麦と演劇の関係とも同じ。もちろん平沢唯と軽音楽の関係とも同じ。
そんなわけで夢に邁進しているハナだけど、どこかでつまづいて、なるに助けられる展開があったらいいなーなんて思う。日本でできた初めての友達で、初めてのよさこい仲間だもんね。どこかで、なるからも支えさせてあげたい。
あーハナヤマタの話というよりも、ハナの話になってしまったな。もうちょっと引いた視点での話もしたかったけど、そっちはまた今度にしよう(するとは言っていない)。
2014/07/21
ハナヤマタフォント解析(ダメダメ編)
2014/07/07
ぎんかのポジションとるなの憧れ
前半はぎんかについて、後半はるなとせいらについて。きっかけはカプチーラさんのツイートから。
5話のるなちゃんのラストって、大体レズは見ていた扱いされてるけど、作中でるなちゃんは一度もぎんかには明確に嫉妬してなかったと思うのよネ~。そう思うと何となくだけど、るなちゃんの感情は世間一般の評価とは少し違う気もする
— カプチーラ@篝党no7・はるかな党 (@cappuccira) 2014, 7月 4
●ぎんかは、そういう風に相手に良い印象を与えるのが上手なんじゃないかね。
●ぎんかはやっぱり4人の中で長姉ポジションなので、他の3人から頼られてる感じするんだよね。
●対カードと刺し違えた時だって、ぎんかは父親に相談してたもんな。彼女にとって、他の3人は妹みたいなものなんじゃないかな。
●せいらはぎんかに悪態をつくことで甘えているところがあるし、ぎんかも甘えられている自覚があるでしょ。
●ぎんかが完全無欠のお姉さんだったわけではないが、一時たりとも隙を見せなかったのは確かかなと。
●ぎんかは独りで逝って独りで帰ってきたんだな。
●ぎんかがいなくなった後、残された3人の関係がみるみるうちに崩れていくのは、幻影の見所の一つだと思う。
●ぎんかは腹が座ってるんだよな。
●せいらは地盤が弱くてふわふわしてるし、あかりは迷いが多くてふらふらしてるし、るなは度胸が無くてへなへなしてる。
●つーか、幻影はぎんかがいてすらあれなんだから、まどマギにおけるマミさんの先輩っぷりの良さはすごい。
●姉貴分かつ最初に退場するって、マミさんとぎんかちゃんとの共通点だな。
ここから後半。
●るなの本懐とは何であったのか。彼女は彼女自身の成し遂げるべき目標を、どこに定めていたのか。あかりへの想いは、むしろ自制しようとしていたように見える。
●るなの目標は、あかりではなくせいらではなかったか。即ち、躊躇なく戦う覚悟ではなかったか。
●るながせいらに憧れを抱いていたという解釈は、かなりしっくりくるな。憧れの人が恋敵になった時、憧れは嫉妬に変わるのだ。
●るなは、あかりに対して先輩風を吹かせるような素振りも見せていた。彼女にとってのあかりは、せいらほど近付き難い憧れではなかったのではないか。
●るながせいらに憎しみを向けたのは、あかりを奪われたからじゃない。「強さ」も「あかり」も得ることができるせいらに、強い不平等を感じたからだ。きっとそうだ。
●ぎんかは、るなの抱いていたせいらへの憧れを見抜いていたかもしれないな。そしてその危うさについても。その辺りのバランスを取ってやっていたかも。
●クレシドラでぎんかを笑顔にしたのは、懐かしい顔を見たからか、それとも妹達が仲良くしているさまに安心したからか。
●少なくともせいらは、るなが自分に憧れを抱いていることに気付いていなかったはずだし、だからこそ自分が憎しみを向けられた時に戸惑ったんじゃないかな。冷たく当たってる自覚くらいはあっただろうから、好かれていないと思っていたかも。
●「るなは優しい子だから、内心自分を嫌っていても表には出さない」と、せいらからしてみればそんな印象だったかもしれないな。
●せいらもるなのこと苦手だったと思うし。弱いるなを見ていると、自分の中の弱さを意識せずにはいられなくなってしまうとか、そういう理由で。
●そういったせいらとるなの微妙な関係を、無理に改善しようとしないのがぎんかの大人っぽさだし、強引にでも改善させようとするのがあかりの太陽たる所以なのかなと。
●せいらが眠っているるなを殺せなかったシーンの対になるのは、るながクレシドラの番人に猛然と立ち向かっていくシーンかなって。
以上。
2014/06/17
【ごちうさ】シャロちゃんは、彼氏ができるよ
ではここからスタート。
***
シャロちゃんは、フルール・ド・ラパンによく来る軟派な大学生に一目惚れされて、毎日のように口説かれるよ。
シャロちゃんは、バイト中に別の高校の男子グループに絡まれて困ってるところを、さっきの一目惚れ大学生に助けられるよ。
シャロちゃんは、助けてくれたお礼をしたいと言ったらデートをすることになって、しぶしぶOKしたものの、いざその日が近くなると意外に緊張してきて、さりげなく千夜ちゃんに相談しようとするよ。
シャロちゃんは、もちろん千夜ちゃんに一発で見抜かれて洗いざらいゲロった上に、ものすごい応援されて、千夜ちゃんの妄想全開なデート知識を叩き込まれるよ。
シャロちゃんは、デート当日も1時間前に待ち合わせ場所に着いちゃうけど、相手の大学生がもう待ってたから申し訳なくなるよ。でも相手の大学生も、シャロちゃんが予想以上に気合入れてきてくれたことに、ちょっとびっくりしてるよ。
シャロちゃんは、いざデートが始まったら、軟派な男だと思っていた大学生が意外に紳士的でお姫さまみたいに扱ってくれるので、彼のことを見直しちゃうよ。
シャロちゃんは、デートの終わりに半分雰囲気に飲まれて、「また一緒に来てあげてもいいわよ」なんて口を滑らせちゃうよ。
シャロちゃんは、そう言った後で自分の台詞がどういう意味に受け取られるか考えちゃって、顔を真っ赤にした上に、気恥ずかしさで目線を逸らしちゃうよ。
シャロちゃんは、そんなこんなで月一ペースで彼と遊びに行くのが習慣になって、その日の出来事は千夜ちゃんに逐一報告させられるよ。
シャロちゃんは、からかわれるのが嫌でそのことを千夜ちゃん以外には話さなかったし、千夜ちゃんも秘密にしておいてあげたから、彼のことをラビットハウスの3人は知らなかったよ。でもある日、デートしてるところをチノちゃんに見られちゃうよ。
シャロちゃんは、チノちゃんから話を聞いたココアちゃんとリゼちゃんに、付き合ってるのかと問い詰められるよ。「彼はそういうんじゃないの」って慌てて言うけど信じてもらえなくて、しかも間の悪いことに、その直後に彼から告白されるよ。
シャロちゃんは、もうびっくりして頭の中ぐちゃぐちゃになって、答えも言わずに走って逃げちゃうよ。当てもなく走りながら、自分の頬を流れる涙に気が付いて、どうしたらいいのかわからなくなって、路地で立ち止まって泣きじゃくるよ。
シャロちゃんは、しばらく泣いた後ぼろぼろの心でどうにか自宅に戻って、いつものようにデートの内容を聞くために待ちかまえていた千夜ちゃんに、びっくりされるよ。
シャロちゃんは、優しい親友の胸でしばらく泣いた後、「話したくなかったら話さなくてもいいのよ」って言われるけど、それじゃいけないと思ってその日のことをぽつぽつと話し始めるよ。
シャロちゃんは、「それでシャロちゃんは嫌だったの?」って言われて、慌てて首を横に振るよ。それから、自分がすぐにそういう反応をしたことに自分で驚いて、ようやく自分自身の気持ちに気付くよ。
シャロちゃんは、千夜ちゃんに「それじゃ、彼にお返事をしなきゃいけないわね」って言われて、震える手でスマホを取り出して、彼にメールを打ち始めるよ。
シャロちゃんは、ほんの短いメールを書き上げるのに何時間もかかってしまって、夜中になっちゃうよ。心優しい友人は「私はもうお邪魔ね」と、気を遣って途中で帰ってしまったよ。
シャロちゃんは、そのメールの送信ボタンを押すのに、また2時間くらいかかってしまうよ。ようやく勇気を振り絞って送信した後は、投げ出すようにスマホを手放して、落ち着くためにハーブティーを淹れようとするけれど、手が震えて全然上手く淹れられないよ。
シャロちゃんは、メールに「今日はごめん。嬉しかったわ」しか書いてないよ。
シャロちゃんは、返信を待ってる間に眠ってしまうけれど、実は彼の方はまだ起きていて、シャロちゃんのメールを読んで悶絶してただけだよ。
シャロちゃんは、明け方に目が覚めると、すぐにメールが来ていることに気付いて、スマホに飛び付くよ。そして彼からのメールを読んで、自分と彼が恋人同士になったことを改めて自覚するよ。
シャロちゃんは、こうしてめでたく彼と恋人同士になって、幸せな日々を送るよ。彼は今まで以上に優しくしてくれて、ますます惚れ込んでいくよ。でも惚気話が多くなりすぎて、千夜ちゃんやココアちゃん達には、困った顔をされるよ。それでも、そんなことには気付かないくらい、シャロちゃんは幸せだよ。
めでたしめでたし。
2014/06/15
ご注文はごちうさですか?
あれの魅力は、ちょっとした田舎の温泉地にありがちな旅館のようなものだと思う。ゆゆ式やきんモザのように突出した面白さを持っているわけではないけれど、何となくかわいくってどことなく綺麗。女の子がかわいくて、モチーフが綺麗で、ゆるゆるとした雰囲気で。温泉旅館は日本中どこにでもあるけれど、それでもやっぱり癒される、あの感じ。
あ、キャラで言えば、ココアがお気に入りです。空回りも多いけれど、やっぱり頼れるお姉さんって感じ。チノちゃんが何だかんだ言いつつも、慕う気持ちがよくわかるわ。いつも面倒見てくれて、ただただ愛してくれて、あんなお姉さんが私にも欲しい。
2014/06/01
ごちうさフォント解析(ダメダメ編)
まずなんたって美しいのはOPのクレジット(下の画像の文字部分)よね。どうやらオールドじゃない普通の筑紫明朝みたい。
他に簡単にわかったのでは、公式サイトやOPのキャラ名のフォント(下の"Cocoa"とか)が、Cooper Light Bold Itaricだわね。ぷりっとしてかわいいよね。あ、和文部分は筑紫B丸ゴシック。ちっちゃいから怪しいけど、たぶん。
で、タイトルロゴが難関でわからなかった。かなは筑紫オールドA明朝っぽいんだけど、「うさぎ」の部分がかなり違うんだよなあ。しかも漢字はまた違うフォントっぽい……。
誰かわかったら教えてー。
2015/3/8追記:
漢字部分は正調明朝体「金陵」らしいです。さんずいや払いには手を加えてあるけど、確かにこれで間違いなさそう。
2015/7/19追記:
好評なようなのでサブタイトルのフォントも調べました。
2014/05/29
こころぴょんぴょんできないDaydream café
音圧低めなのはともかく、上下の伸びが無さすぎる。B.D.はもっこもっこ言ってるだけで音楽を支えるどころじゃないし、「チン」とか「シャン」とか鳴って欲しいCym.は「ション」だし、ブラスやストリングスはアタックや響きが感じられないし。
TVで観てる時は「こころぴょんぴょんする良曲!」なんて思ってたけど、この録音じゃ残念ながらこころぴょんぴょんしないわ。歌はとってもかわいくて素敵なのになあ。
……というわけで、カッとなって藤宮さんの奏をDLしてやった。一週間フレンズ。のEDね。脈絡は無い。
これも録音超良いってわけじゃないけど、充分ではあるんじゃないかな。ただ、ちょいちょいビビってるのが非常にもったいない。それから人によっては、金属的な高音や持ち上げ気味の低音が気になるかも?
しかし、この雨宮さんの歌声は心地良いよねえ。TVでは聴けない2番以降を聴くと、表現の幅が広がっていてなお素敵。力を込めた時にしっかり声色が変化するのと、終盤の弱奏部以降がちょっと舌ったらず(特にrとmの発音)で甘みを帯びてるのがポイント。
2014/05/25
2014/05/21
2014/05/16
DAIMレビュー「追憶の飛行船」
選曲の理由は、DAPをてきとーに流してたら、この曲で「おっ」となったから。そのまま1番丸々「良い曲だなー、なんて曲だったかなー?」と思いながら聴いてて、画面を確認したらこの曲だったってわけ。「そういやこんな曲入れてたわ」くらいのもんだったけど、改めて聴くとなかなかに感動的なので、そんじゃいっちょDAIMで紹介するかー、と。
アーキテクチャ論的な切り口は最近あんまり筆が乗らないからパス。理論的な話もし辛いし、歌詞はめちゃくちゃ難解だし……なんて思いながら書いていたら、私にしては珍しく(?)ちょっとポエティックな文章になった。あ、でもDAIM動画でもポエティックなの書いたか。
細かい表現なんかはポエム的な意味で面白くなったかなーと思うけど、文章の流れがイマイチかしら? 一応自分としては、なるべく曲そのものから浮き過ぎないように、具体的な部分に触れながら書いたつもり。読んでもらえるといいなあ。まあ読んでもらえなくても、聴いてもらえたら結果オーライではあるけれど。
2014/05/12
鈍感力の悪例 〜ニセコイ18話〜
2014/05/09
ごちうさエンドカードに三上小又さん
2014/05/06
たまこラブストーリー感想
まあ、直球で恋愛ものでした。まじめにしっかりと、恋を描いた作品。いや、確かにそう銘打たれていたけれども、前作「たまこまーけっと」が全然そういう感じじゃなかったから、かなり疑ってたのよ。
完成度はさすがのけいおん!チームって感じ。ぼかしの入った画面の瑞々しさ(トイカメラ的であるという評も見かけたことがある)は、好きな人にはたまらないと思われる。劇伴も相変わらずの説得力で、特にピアノとファゴットが素晴らしかった。
ストーリーは非常に分かりやすかった。「まーけっと」の前衛的な雰囲気とは正反対と言ってもいい。絵に描いたようなラブストーリーだから、「まーけっと」を観ていなくても簡単に話が掴めるんじゃないかな。前作の飄々としたたまこを知っていると、彼女がまるで別人のように感じられるのは、きっと変化の証なんだろう。「たまこ、むけました」のコピーに嘘はない。
上では恋愛ものって書いたけれど、印象に残ったのはむしろ恋愛未満の、生まれたままの「恋」の感情だった。相手のことが頭から離れなくなって、他の事は何も手に付かなくなって、胸がちりちりと焦げるような苦しい感情。あれをあんな風に描き出せたのは、やっぱり力のあるスタッフだからこそなんだろうな。この点は「たまこラブストーリー」最大の魅力だと思う。
しかし、この作品は良くも悪くも「劇場版たまこまーけっと」ではなくて、全く別の「たまこラブストーリー」だわ。無色透明だった「まーけっと」とは、舞台とキャラ以外何もかも違う。前作は終始どこか客観的な視点に徹していたけれど、今作はたまこやもち蔵、みどりの主観的な視点から描かれていた。家族や商店街の人々は、あくまで脇役だったわ。
「まーけっと」の薄味さが気に入らなかった(私みたいな)人も、「ラブストーリー」は充分に楽しめる可能性がある。あとファンタジー要素もぐっと少なくなってるから、そのあたりも人によってはプラスなんじゃないかな。
その反面、「この話って『たまこまーけっと』でやる必要あったの?」という気持ちも拭えないところではある。何もかも違うなら、「たまこまーけっと」である必要が無いもの。わざわざ短編を別に作ったくらい南の島組の扱いに苦心したみたいだし、ストレートなラブストーリーだから「まーけっと」のキャラじゃなきゃできないわけでもないだろうし。完全新作じゃだめだったのかなあ……。
というかね、ぶっちゃけ「何でこれをTVでやらなかった」と言いたい。「たまこまーけっと」が初めて発表された時は、けいおん!で描かれなかった恋愛というテーマを彼女らが描いてくれるという点に期待したんだよ。たぶん私だけじゃなく、かなりの人がこういう濃密なドラマを期待したはずだ。1クール12話かけて「たまこラブストーリー」のラストに持って行っていたら、きっともっと評価も高かったんじゃないかなあ。こんな風に後から映画でやっても、どうしても前作のイメージを引きずってしまうから、人を集めにくい気がする。
そんなこんなでちょっと文句を付けてしまったけれど、映画そのものが良かったのは間違いない。恋愛ものが嫌いじゃなければ、観てみても損はしないんじゃないかな。私は元々結構デラちゃん好きなので、「南の島のデラちゃん」も、もっと観たかったなあなんて思ったりするくらいだわ。
以下おまけ。
新しくなったこのロゴ、すごくスタイリッシュだよね。どうやら和文部分はUDタイポス510、欧文部分はFutura (Louis Vittonのロゴなんかで有名なフォント)みたい。「ブ」の濁点がハートになっていたり、横のラインが
2014/05/05
ゆゆ式のハミング
ゆゆ式にはフォントワークスの名前がクレジットされてるから、たぶんフォントワークスの書体だろうと思って調べたら、どうやら「ハミング」ってフォントのようで。
「まじめな印象を与えながらも適度なファッション性を加味した書体を“ラウンドタイプ”で表現した書体です。(中略)丸ゴシック体よりも《大人で柔らかい》イメージを表現できます」というコピーの通り、丸ゴシックの雰囲気でありながら、シュッとしていて大人っぽい印象もあるフォントだよね。ゆるさの中にハッとするようなリアルさを感じさせるゆゆ式に、よく似合ってるんじゃないかな。
ウェイトは全く自信が無いんだけど、恐らく「D」じゃないかなあと予想。EDの方が丸っこくも見えるので、OPとEDとでウェイトが違うかもしれない。
ちなみにフォント好きじゃなけりゃフォントワークスを知らない人も多いだろうけど、そういう人でもこのフォントは知ってるんじゃないかな。
キルラキル観てた人なら知らないはずのない、この「ラグランパンチ」もフォントワークスの製品なのです。他にも「筑紫明朝」だの「ライラ」だのと、見覚えのあるフォントをいっぱい作ってる会社なのよ。
って、いつの間にかフォントワークスの紹介になってる。そんなつもりはなかったんだけどなあ……。
2014/05/02
ペース遅いと逆に疲れる的な
3月半ばから書いてなかったから結構気にしてたんだけど、なかなか筆が乗らなくてねえ……。1度間が空いてしまうと、次を書く時のハードルが上がってしまうように思う。いやブログも同じなんだけどさw やっぱりもっとハイペースで書いていくほうが、逆に楽なんだろうね。週1とは行かないまでも、月2くらいは書いたほうがいいだろう。
しかしそもそも大きな問題として、最近あんまり音楽をきちんと聴けていないというのがあるのよね。ちゃんと聴かないから何も思わない、思わないから書けないという悪い流れ。新規開拓的なアレをしなくちゃだめなのかもしれないわね。
2014/5/3追記:
レビュー上げた。れむさんの「思考回路」、超カッコいいロックだよ!
2014/04/29
MDR-XB50
2014/5/1追記:
遮音性が足りなすぎて電車じゃ使い物にならなかった。屋内専用だね、ざーんねん。
2014/04/27
一気に観るのがいいのかな
いやちゃんと最初から最後まで観てたんだけどね。ちょっとノリに付いていけないところがあったのよね。もしかして一気に観た方が楽しめるんじゃないかなあと。公式でよく一挙放送やってたし。
いやしかしキルラキルは完成度も高かったけど、宣伝も頑張ってたよね。Pixivでは一時期覇権ジャンルになったし、BDも結構売れたらしいし、頑張ったかいがあるんじゃないかね。TRIGGERの滑り出し上々って感じ?
TRIGGERはキルラキルでかなり無理してるっぽかったから、今後は少し落ち着いて仕事できるといいですね。なんて思ってみたり。
2014/04/25
Hey!
水橋かおりさんが結構好きなんだけど、なかなか出てらっしゃるアニメを引かないのよねえ。まどマギ以来ご無沙汰じゃなかろうか。
ナビィとかカスミンとかね。好きだったんだけど。最近はほんと引かない。それなりに出てらっしゃるのは知ってるんだけどねえ、ええ。
そろそろ当たりますように(あくまでも声優さんで観るアニメを選ぶことはしない)。
2014/04/24
ノーイベント グッドライフの革新性 〜非日常の中の日常の「素敵」〜
次のきらら枠
次のクールのきらら枠ことハナヤマタ、監督はさくら荘のいしづかあつこさんで、シリーズ構成はけいおん!の吉田玲子さんなのよね。原作知らないからアレだけれども、どうもきんモザやごちうさみたいないかにもな日常系というよりは、けいおん!みたいなドラマティックな作風になるのかなあと思ってしまう。
吉田玲子さんが脚本書いてるのんのんびより1話も、結構泣かせにくる感じだったしね。あ、のんのんも2期やるんだってね。まあ1話しか観てないんですが……。
これだけ言っておいて何だけど、観るかどうかはまだわからん。来期は今のところSAO2期だけ確定で、後はいつも通り近くなったら調べるつもり。SAOはシノンさんが好きだから観るです。シノンさんはスナイパーかわいい。
2014/04/22
マリー的女の子像
そういやマリーって、女の子らしさを求めてあの口調をマスターしたらしいけれど、なんかズレてる気がするわ。楽の言ってた女の子らしさって、間違いなく小咲みたいな感じだと思うのだけれど(小さい頃から変わってなさそう)。
まあ楽みたいなぶっ飛んだ環境で育ってきた人間が、小咲みたいな普通のクラスメイトに憧れる気持ちは、ちょっとわかる。控えめで愛らしくて、玄関で「お帰りなさい、あなた」って言ってくれるタイプでしょ。ゆゆ式のあいちゃんみたいな。
いや、マリーの目指していたのも、一応そういう奥さん像なんだろうな。ただマリーみたいなガンガン行く人間がそれをやると、旦那を喜ばせるための恣意的なポーズになってしまうのよね。あれはあくまで控えめな女の子が自然にやるからかわいいのであって、マリーには似合わんのだ。
マリーには漢らしい奥さん像が似合いそう。旦那の泣き言に対して、私に任せとけと胸を張るような。本当に任せて大丈夫かどうかはともかく、そんな奥さんがいたら元気を貰えるよね。マリーの笑顔は周りの人を元気にするよ、うんうん。
2014/04/21
マリーにメロメロ!
15話を観て、マリーの魅力にメロメロにされたので、マリーについて語るぞ。
まず、マリーは他のどのヒロインよりも、具体的なプランを持って恋をしている。楽との結婚をゴールに設定し、現在の自分の立場を評価した上でゴールへの具体的なルートを描くことができている。これは薄ぼんやりと好意を抱き始めた段階の千棘や、ゴールを設定せずに片想いを続ける小咲と比べると、明らかに優位である。また、楽が自分のことを覚えていないと見るや、臨機応変に対応してみせる柔軟さも持っている。この辺りの冷静さや機転の速さは、彼女を聡明であると評するに相応しいものだ。
そして彼女が自信に満ち溢れているのも、きっとこの具体的なプランのおかげだ。敵を知り己を知れば百戦危うからず、なんて言われるように、自分の勝ちパターンを想定できているからこそ彼女は自信満々に突き進めるのだろう。
それでは、マリーという少女は欠陥の無い恋愛マシーンなのかと言うと、もちろん決してそんなことはない。彼女の欠陥は10年という時の中にある。彼女の中の楽という人間は、10年間離れていたことでどうも偶像化されてしまっている節があるのだ。彼女が恋し続けてきた記憶と想像の中の楽は、この10年間1度として振り向いてくれることはなかったのだから、当たり前といえばそうなのだけれど。15話終盤で楽が発した褒め言葉が彼女にクリーンヒットしたのも、その言葉が10年間夢の中でしか聞けなかったものだからだ。そしてこの弱点は、マリーという少女が完璧な恋愛マシーンでないことの証左であり、だからこそ私たちも安心して感情移入できるし、応援したくもなるわけだ。
さて、マリーは聡明でかわいいよって話だったわけだけど、こういう聡明さというのはやっぱりニセコイの他のヒロインには無い魅力だよね。私はこういう子を見ると、つい尊敬してしまう。だって目標に向かってきちんと計画を立てて、それを実行している女の子ってカッコいいもの。
あーもう、次回が楽しみで仕方がないわ。まだもう少しマリー回が続くのかしらねー?
2014/04/20
超久しぶりに
1つ前の記事がFree!ネタなのに、もう今は既にFree!2期とかいう話になってるという。
2つ前の記事がきんモザ5話なのに、つい先日2期が発表されてしまったという(ゆゆ式はまだなのか……?)。
書きたいネタがあるわけじゃないけど、ちょいちょいTwitterに飽きるんだね。うんうん。